野の花 山の花 6月 身近な薬草・山菜

ドクダミ

毒喰み
ドクダミ科

6月上旬
青梅市近郊

 新しそうな若葉を採取、そのまま食べる。水でちょっと洗ってもよい。よく噛んで食べる。苦味がある。これを葉が出始める4月頃から10月頃まで続ける、いまからでもよい、1日1〜2枚。何枚も食べない。
 蚊や虫に喰われにくくなる。ここ10年以上続けているが、蚊に刺されにくくなった。蜂や毒蛇にも効果があるというが判らない。
 煎じたり、干したりの手間がない。漢方薬屋さんは決して勧めないだろう。

 ドクダミは古い時代の華南からの渡来植物らしい。北海道には自生しないという。十字の清楚な白い花は特徴があり、欧州で自生していればキリスト教と関連づけられたかもしれない。別称で十薬という。さまざまな薬効が期待できるかもしれない。期待できそうな味である。

 

ヤブガラシ

藪枯らし
ブドウ科

6月上旬
青梅市近郊

 蔓の先端の若葉をつまみさっと塩湯でするとヌメリと苦味のある気のきいた山菜になる。酒の肴にもマル。
 ヤブガラシは代表的な庭の嫌われもの蔓状植物であろう。湿気のある土壌で潅木の陰から直線状に立ち上がり、スルスルと伸び、ついには樹冠にまで達し潅木を被う。覆われた木は枯れてしまう。まさに藪枯らしの面目躍如である。
、夏にはクロアゲハの大好物の花実をつける。その時期まで残すと秋の終わり巻きついた太蔓を取るのは一仕事となる。

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