野の花　山の花　４月

シュンラン

春蘭
ラン科

４月上旬
青梅市の低山


　季節外れの雪から一夜明けた翌日、いつものフィールドを歩く。
　陽当たりのよい斜面に印象的なシュンランを見つけた。
　芽を吹いたばかりのシュンランは冬の枯葉と、春の草木に溶け込むような淡い迷彩色で咲いていた。
　現在は乱獲で激減しているというが、庭先で映える花ではない。

　シュンランを見ていると、よくぞシュンランと名付けられたと思う。すばらしく、ふさわしい名前である。
　シュンランは、この辺りでは、ジジイババとも呼ばれている。ほほえましい表現だが、何故そう呼ばれるのかは知らないし、また連想も難しい。



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