野の花 山の花 10月

オケラ


キク科

10月上旬
青梅市の低山


 先週見つけたオケラの花の数が増えていた。側に似た風情のコウヤボウキが咲き、秋らしい尾根だ。
 遠い日、京都のおけら詣りを体験したことがある。初詣でいただいた火縄を廻しながら家へ戻る除夜の光景は記憶に残っている。
 たぶんこのオケラを燃やした火なのだろう。


ヨメナ

嫁菜
キク科

10月中旬
青梅市の低山


 ”やさしい野菊、薄紫よ” という唱歌があるが、まさにヨメナのことだろう。ノコンギクも薄紫だが、葉がきつく、触れるとやさしいという感じはない。
 この写真は花が白っぽいが、実際はより薄紫の花である。

ヤマハギ

山萩
マメ科

10月上旬
青梅市の低山


 咲き遅れたハギを見つけた。小さいがしっかりと咲いている。もっと大きな株はもう花が終わっていた。
 翌週訪れた時は、このハギも緑に戻っていた。

イヌタデ

犬蓼
タデ科

10月中旬
青梅市の低山


 この秋イヌタデの群落を何度も見かけたが、先を急いでカメラを向けず、ようやく撮ったときは、光線も弱く、花も盛期を過ぎてしまった。
 通称アカマンマ、名高い野の花である。


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